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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/14 17:30)
(ブルームバーグ)米ダッジは11日夜、マンハッタンの埠頭でのプライベートパーティーで、2018年型「ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン」をお披露目した。
同モデルは、840馬力の6.2リッターエンジン「ヘミ・デーモンV8」を搭載し、現在最速の市販車だ。加速は時速140マイル(約225キロメートル)が9.6秒、時速60マイルまでが2.3秒、時速30マイルまでが1秒となっている。840という馬力は標準的なランボルギーニやフェラーリの600強を凌駕する。また、新生産車投入時としては過去最高となる加速度(1.8G)を記録した。
この車はあまりにも高性能のため、購入者全員に「ボブ・ボンデュラント・スクール・オブ・ハイパフォーマンス・ドライビング」での丸1日の教習がセットとして付いてくる。このモンスターのような車のスペックを考えると、気の利いたサービスだ。
ニューヨーク国際自動車ショーの開催を祝うこの夜には、人気映画「ワイルド・スピード」シリーズの第8弾「ワイルド・スピードICE BREAK(アイスブレイク)」のプレミア上映会も開かれた。この映画の主人公が運転する「ダッジ・チャレンジャー」はここ数年、同シリーズの目玉となっている。
すでに報道されているように、「チャレンジャーSRTデーモン」はプレミアムガソリンに加え、オクタン価100以上の無鉛ガソリン(一般的なガソリンスタンドでは販売されていないが、レース場では販売されている)にも対応している。こうした設計は、公道仕様の量産車としては初めてとなる。
ダッジは、「デーモン」が1年間の限定生産モデルで、総生産台数は米国で3000台、カナダで300台になることを明らかにしている。納入は今夏開始する。
(2017/4/14 17:30)