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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/22 09:00)
メルセデス・ベンツのすべての2016/2017年型モデルで、グーグルとアマゾン両方の人工知能(AI)音声アシスタントを使えるようにしたと独メルセデス・ベンツの北米研究開発子会社(MBRDNA)が21日発表した。まず米国でサービスを開始し、今年後半には欧州にも展開する。日本やアジアでのサービス提供については触れていない。
家に置いた「グーグル・ホーム」あるいは「アマゾン・エコー」という音声アシスタント機器に話しかけるだけで、車のエンジンを始動したり停止させたり、ドアをロックしたり、あるいは目的地の住所を離れた場所からナビに入力したりといった操作が行えるという。ただし、車を音声アシスタントに対応させるには、オーナー向けの「メルセデス・ミー」のアカウントとサービス契約が必要になる。
同様の取り組みは、他の自動車メーカーも進めている。BMWはクラウドサービスの一環としてアマゾン・エコーに対応済み。フォードは1月に米ラスベガスで開催されたCESで、エコーのAI機能「アレクサ」を車に組み込む計画を表明。車にいながら自宅のホームオートメーション機器を音声で操作できるようにするという。韓国の現代自動車もグーグル・ホームに対応させるため、グーグルとの協業をCESで発表している。
(2017/4/22 09:00)