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(2017/4/25 05:00)
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4位 「指定国立大学」、文科省が夏までに指定-東大など7校申請、北大・九大は要件未達
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10位 特許審査に「質」目標設定-特許庁、コミュニケーションに重点
■解説:「指定国立大学」、文科省が夏までに指定-東大など7校申請、北大・九大は要件未達
有力科学誌ネイチャーを運営するシュプリンガー・ネイチャーが3月23日に発表した「ネイチャー・インデックス2017日本版」によると、日本の大学や研究機関による研究発表水準の低下が顕著になってきているという。トップクラスの自然科学系ジャーナル誌に掲載された科学論文に占める日本の割合は2012年から16年までに6ポイント下落し、論文の絶対数もこの5年間で8.3%減少した。また、クラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイターIP&サイエンス事業部門)のウェブ・オブ・サイエンス(WOS)でも、日本からの論文掲載数を05年と15年とで比較した場合、医学、数学、天文学を除き14分野中11分野で低下しているという。
日本は21世紀に入ってから自然科学分野のノーベル賞の常連となっているが、賞は過去の研究成果に対して与えられるものであり、楽観はできない。ドイツ、中国、韓国などの国が研究開発支出を大幅に増やしている中で、研究や研究者の育成を先導する国内の上位大学のさらなるレベルアップが緊急課題となっている。
(2017/4/25 05:00)