[ ロボット ]
(2017/4/26 05:00)
NJSと自律制御システム研究所(千葉市美浜区、野波健蔵社長、043・305・5871)は共同で、下水道管などの中を効率的に調査できる飛行ロボット(ドローン)を開発した(写真)。性能の安定性や、より細い管内の飛行など機能を高度化し量産化を目指す。
ドローンの四つのプロペラを外装で覆うなどの工夫を施しつつ、制御面でも安定性を持たせた。機体の機構も防水性を持たせつつ修繕しやすくしている。管内調査のためのFPV(一人称視点)操作にも対応する。
今回は口径400ミリメートルの管路内飛行に対応した。全長12メートルの実験用下水道管内を飛行できる。今後は同200ミリメートルに対応した機体の開発に着手するほか、ドローンが取得した映像データの解析結果を使った効果的な管路の修繕・更新計画の策定にも取り組む。
試作1号機の試験飛行を4月7日に実施し成功したという。
(2017/4/26 05:00)