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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/5/15 05:00)
【福岡】ニシム電子工業(福岡市博多区、小野丈夫社長、092・461・0246)は、自転車向け危険検知センサーの開発に乗り出す。運転時に車両と接触する危険など「ヒヤリハット」を感じる前に運転者に警告して安全走行を補助する。9月末までに試作品開発と実証を進める。
センサー開発は組み込みシステムの開発などを手がけるタグワン(福岡市中央区)と共同で実施する。レーダーと画像処理技術で後方から近づく対象物を識別。位置関係を把握して運転者自身が身の危険を感じる前に知らせる仕組みを構築する。また被験者へのモニタリングや市場での需要なども見極めながら実証を進め、製品化を目指す。
今回の開発ではIoT(モノのインターネット)分野で新たな製品化を目指すニシム電子工業がベンチャー企業を対象に協業相手を募集。自転車用センサーの試作品を開発した実績を持つタグワンの提案を採用して実施に至った。
ニシム電子工業は九州電力グループ。情報通信分野での保守管理や電気通信機器の開発製造などを手がける。
(2017/5/15 05:00)