[ 機械 ]
(2017/6/1 05:00)
【名古屋】ジェイテクトは31日、同社従来最小製品と比べて幅を半分に、重量を6割軽くした産業機械向け円すいころ軸受(写真)を開発したと発表した。生産技術を見直し、剛性を維持しつつ小型化できるようになった。業界最小という。2018年に量産を始める。ロボット、減速機メーカーなどに売り込み、年間24万個の販売を目指す。
ころの研磨用治具を改良し、小型化しても従来最小製品と同等の剛性を確保。製造工程の搬送方法も見直し、小型化すると搬送しにくくなる課題を解消した。軽量化は、ころの保持器の素材を鉄から樹脂に変えて実現した。
円すいころ軸受は耐荷重、剛性に優れるが、小型化が難しく、その際、深溝玉軸受など他の種類の軸受が採用されていた。
(2017/6/1 05:00)
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