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(2017/6/6 05:00)
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■解説:ピッキング作業競技世界大会−三菱電・中部大・中京大チーム、“地元開催”優勝狙う(5/31)
目的の商品を選んで棚から取り出したり、逆に運ばれてきた商品を棚に収納したり、倉庫内での業務はロボットでの合理化がもっとも期待される分野の一つ。そうした観点から世界最大級のネット通販業者である米アマゾンは、ロボットによる国際ピッキング競技会「アマゾンピッキングチャレンジ」を毎年主催し、この分野の技術向上を後押ししている。
その一方で、アマゾンは自らも倉庫ロボットの米キバ・システムズ(現アマゾンロボティクス)を2012年に7億7500万ドルで買収。その後、世界各地に持つ大規模な倉庫・配送センター(フルフィルメントセンター)にロボットを次々と導入し、日本でも昨年、川崎市の物流倉庫に初めて配備された。16年のドイツ銀行のレポートによれば、倉庫ロボットによりアマゾン全体で20%もの倉庫運営費の低減につながっているとされる。
また、6月2日まで都内で開かれた「AWS(アマゾンウェブサービス)サミット東京」に登壇したアマゾンロボティクスの担当者によれば、現在では8万台もの自走式倉庫ロボットがAWSを介して稼働可能だとしている。物流倉庫はまだまだ開拓しがいのある市場のようだ。
【関連動画】昨年のライプチヒでのアマゾン競技会のうち、棚から商品を取り出して箱に入れる競技部門で優勝したオランダ・デルフト工科大チームの映像。この部門では日本のプリファード・ネットワークスも1位と同点だったが、時間差で2位となった。
(2017/6/6 05:00)