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三嶋電子、増水警告灯を国交省が採用−「水電池」で発電

(2017/6/8 05:00)

三嶋電子(東京都千代田区、檀浦逸克社長、03・3293・4791)が開発した河川の増水を知らせる「河川増水危険警告灯=写真」を、国土交通省が採用した。国交省は山形県と同県高畠町と協力し、6月初めに同町を流れる和田川の河川敷に試験運用として1基設置した。和田川の水位が上昇した際の住民避難に警告灯を活用する。

警告灯は水で発電する「水電池」を用いているのが特徴。増水で一定の水位に達すると、水電池が水に浸かり発電して警告灯が点滅する。黄色と赤色の警告灯があり、一定水位に達すると黄色の警告灯が、さらに水位が上昇すると赤色の警告灯が点滅する。

点滅は1キロメートル離れた場所からも確認できる。和田川では、脇の道から水位が50センチメートル上がると、黄色の警告灯が、さらに25センチメートル上がると赤の警告灯が点滅する。

和田川は山形県を流れる最上川に注ぎ込む河川。昨今の豪雨や台風で増水した。上流部は堤防がなく、水位の上昇に注意する必要があった。三嶋電子は国のほか、地方自治体などでの利用拡大を見込む。

(2017/6/8 05:00)

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