- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2017/6/15 20:00)
米IBMは独BMWと共同で、BMWが進めるコネクテッドカープロジェクトに対し、IBMが持つクラウドベースのデータ管理手法を提供すると14日に発表した。これにより、世界の約850万台のBMWの自動車ユーザーが、匿名化された車の走行状況データなどに応じて、自動車保険や修理、ガソリンスタンドといったサードパーティーのサービスを安全かつ透明な仕組みで受けられるようにする。
BMWは5月に「カーデータ(CarData)」と名付けたプログラムを立ち上げており、IBMがそのパイロットパートナーとなる。サードパーティーでは、自動車データをもとにIBMのコグニティブ・データ分析サービス「ワトソンIoT」で処理された成果を利用できる。今年秋にサービス提供開始の予定。
IBMはBMWだけでなく、同じようにコネクテッドカーの実用化を進めるほかの自動車メーカーとの連携も図る方針。中立的なサーバーとして、安全でオープンなコネクテッドカー向けの情報プラットホーム(基盤)を目指す。
(2017/6/15 20:00)