[ ロボット ]
(2017/6/17 08:30)
フランス国鉄(SNCF)が日本の新幹線に当たる高速鉄道「TGV」の自動運転車両を2022〜23年にもパリ-リヨン間の南東線に導入する計画だと、フランスメディアが伝えた。実現すれば世界初の自動運転列車になる可能性がある。
ただし、完全自動の無人運転ではなく、ドアの開閉や緊急事態に対処するため乗務員が同乗する。19年にリモート制御による貨物列車の試験走行を始める。
「ドローントレイン」と呼ばれる自動運転TGVは、走行中に障害物などを検知するセンサーや自動ブレーキを装備し、加減速を自動化する。人員を増やさずに列車の走行速度と発着頻度を向上させ、輸送量を増やすのが導入の狙い。実用化されれば、パリ-リヨン間で25%の輸送量の増加が見込めるという。
(2017/6/17 08:30)