[ 自動車・輸送機 ]

毎朝、くじ引きで席決定−メタルアート、固定席廃止 部署の垣根なくす

(2017/6/22 05:00)

  • 毎朝のくじ引きによって席が決まる

メタルアートは本社管理部門(滋賀県草津市)で固定席をなくすフリーアドレスを採用し、オフィスのレイアウトを刷新した。対象は本社事務所2階の総務、経理、経営企画で、経理が忙しい月初は他部署が応援するなど、繁忙期に各部署が相互に支援する仕組みとした。部署間の垣根をなくし、意識を変えることで1人当たりの生産性を高めるのが狙い。他の事業所にも順次広げる。

机は複数合わせば円形にもできる勾玉(まがたま)型を採用。社員はノートパソコンを入れた手提げかばんとPHSだけを持ち、毎朝のくじ引きにより席に着く。固定電話や移動式の引き出しもない。大量にあった紙の文書は電子データ化して8割を処分し、個人持ちをなくした。

社員1人当たりの生産性向上を見越して3部署の合計人員は減らし、意識改革も促す。今後は営業、購買、生産管理がいる本社事務所1階や、他の事業所へと改革の対象を広げる。多田修社長は「コミュニケーションがスムーズになったことが一番の効果。帰社時に何もなく、気持ちが良い」と評価する。

鍛造メーカーの同社は売上高の半分弱がダイハツ工業向けで、ダイハツが昨年にトヨタ自動車の完全子会社となったのに伴い、トヨタグループから仕事の依頼が急増している。今春から技術部門でも大部屋方式を採用しており、人材を最大限に活用する。

(2017/6/22 05:00)

自動車のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

↓もっと見る

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン