[ エレクトロニクス ]

「電離層」の電子数分析で地震予知−ケイ・オプティコムと京大、実用化へ共同研究

(2017/7/4 05:00)

  • (ケイ・オプティコム 発表資料)

ケイ・オプティコムと京都大学は3日、地球上空にある「電離圏」の電子数の異常から大地震を予測する手法について、2019年度まで共同研究を行うと発表した。ケイ・オプティコムは今後、地方自治体向け地震予知サービスなどとして、18年度以降の実用化を検討する。地震発生時に起きる電子の異常な数値などを分析することで、地震を予知できるとしている。

ケイ・オプティコムの通信ビルなどに衛星測位システム(GNSS)受信機を設置するほか、京大の施設には電子数の増減などを検知する受信機を設ける。それらを組み合わせ、電離圏内の電子数の増減や推移を独自のアルゴリズムで分析する。

共同研究は、マグニチュード(M)7以上の内陸直下型地震について、発生1時間前から20分前に予測することができる可能性を実証するもので、京大が研究を進めている。16年4月に発生した熊本地震では、発生前に電離圏の異常を検知した。

(2017/7/4 05:00)

電機・電子部品・情報・通信1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン