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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/8 09:00)
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループと産業用ロボット大手のクカは、ロボット技術をベースにした未来の自動車の研究開発で戦略提携したと7日発表した。これまでの両社の提携関係を拡大したもの。電気自動車(EV)や自動運転車に対し、駐車やバッテリー充電などの際のサービス提供も含め、斬新な自動化機能の共同開発を進める。
新しい戦略提携には、VWグループの「eスマートコネクト」のもと、両社が進めてきた共同開発プロジェクトも統合される。これまでの協業では、充電ステーションでEVに充電する際、決められた場所に停車するとロボットが充電ケーブルをEVに接続し、自動的に充電できる特殊な装置の実用化を目指していた。新たな戦略提携では、これ以外の革新的な応用技術のコンセプト開発も検討中という。
VWは2015年にディーゼル車の燃費偽装という一大スキャンダルに見舞われた後、EVへの大幅シフトを昨年表明。18年にはポルシェ、アウディ含めたグループ全体で10モデル以上の電動車を市場投入し、さらに2025年までに30モデルの新型EVを出す計画だとしている。一方、クカは中国家電大手の美的集団(ミデア・グループ)に買収され、その傘下にある。
(2017/7/8 09:00)