[ 政治・経済 ]
(2017/7/10 12:00)
(ブルームバーグ)ドイツで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議から帰国した トランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領との会談でサイバーセキュリティーに関する組織の創設を議論したことをツイッター投稿で明らかにした。
このツイートには党派を超えて批判の声が上がった。グラム上院議員(共和、サウスカロライナ州)はNBC放送の番組「ミート・ザ・プレス」で「これまでに聞いた中で最もばかげた話ではないが、それにかなり近い」と述べた。
トランプ大統領が2016年の米大統領選へのロシアによる干渉疑惑から前に進みたい意向を示唆する中、 ティラーソン国務長官はキエフでのブリーフィングで、ロシアがミンスク協定に基づきウクライナに関する約束を果たすまでは、対ロ制裁は継続すると表明した。
「頑強な」サイバーセキュリティー組織を巡るロシアとの協力を示唆したトランプ大統領は、プーチン大統領との首脳会談では対ロ制裁を話し合わなかったともツイート。「ウクライナとシリアの問題が解決されるまでは何も成されない」とし、米ロ関係の改善を引き続き目指すこれまでの姿勢とは相反する見解を示した。
原題: Trump Plan for Cybersecurity Force With Russia Gets Thumbs Down(抜粋)
(2017/7/10 12:00)