[ 環境・エネルギー ]

働き方改革/石油資源開発、「プレ金」にコアタイム撤廃−自由勤務制を試験導入

(2017/7/11 05:00)

石油資源開発は月末の金曜日にコアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)を撤廃し、自由に勤務できる制度を7月に試験的に導入する。従業員は月に定められた総労働時間を満たすことを前提に、有給休暇を申請しないで実質的な休日を取得できるようになる。業種を問わず大手企業では初めてとみられる。従業員に柔軟な働き方を提供して、業務の効率化につなげる。

月末の金曜日に早めの退社を促し、消費を喚起する官民一体のイベント「プレミアムフライデー」にあわせた取り組み。7―9月の3カ月の月末の金曜日(7月28日、8月25日、9月29日)で試す。

同社は2017年度にフレックスタイム制度を導入しており、10時から15時をコアタイムに定めている。

業務状況などに応じて始業時刻や終業時刻を月単位で調整すれば、月末の金曜日を短時間勤務にしたり、出社しなかったりすることも可能になる。

プレミアムフライデーのコアタイムの撤廃のほかに、「勤務間インターバル制」も試験的に3カ月間実施する。仕事の終業時から翌日の始業時間までに、休息や睡眠に十分な時間を確保する。11時間のインターバルを設ける。同社は毎年、夏の期間に、労働環境を変える取り組みを試験的に実施し、本格導入するか判断する。

フレックスタイムも昨夏に試し、本年度に採用した経緯がある。

(2017/7/11 05:00)

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