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[ 科学技術・大学 ]
(2017/7/12 05:00)
東京大学大学院農学生命科学研究科の岩田洋佳准教授らは、カンキツ類の果実の硬さや食べやすさに関わる特性を芽生えの段階で高精度に予測できる手法を開発した。生物個体特有の目印となるDNA配列「DNAマーカー」の情報を大量に使用。果実の特性を予測するモデルを作製した。予測された芽生え段階の品種を評価・選抜できるため、品種改良の効率化が期待される。111品種・系統の交配などで作った787個体のカンキツ類を対象に、果実の重さや糖度など17の果実特性と全遺伝情報(ゲノム)中の1841個のDNAマーカーの情報を利用し、予測モデルを作製した。成果は英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
(2017/7/12 05:00)
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