[ 金融・商況 ]
(2017/7/13 05:00)
【北京=ロイターES・時事】中国の鉄筋先物相場は11日、3年半ぶり高値に上昇した。供給不足の懸念高まりが背景。中国政府は今年上半期に、工場からの排出を減らすため、鉄筋の生産能力を1億2000万トン分削減した。
上海先物取引所の鉄筋先物はトン当たり3597元(528・54ドル)に上昇し、2013年12月30日以来の高値を付けた。11日の清算値は前日比3・7%高の3565元。
コンサルタント会社、スチールホームのデータによると、中国トレーダーの鉄筋保管在庫は7日時点で79万トン増の374万トン。6カ月ぶり低水準だった6月初めの水準をわずかに上回る程度だった。シノスチール・フューチャーズのアナリストは「在庫が増えない限り、価格はまだ上昇する可能性がある」と指摘した。
マイスチールのウェブサイトに掲載されたデータによると、10日の現物価格も0・4%高の3812・20元に上昇した。
(2017/7/13 05:00)