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[ エレクトロニクス ]
(2017/7/20 05:00)
三菱電機は京都製作所(京都府長岡京市)の生産ラインで、画像や映像を使って作業の手順とノウハウを分かりやすく示す仕組みを拡大する。自社のデジタルサイネージ(電子看板)を採用し、ネジ締めの順番を誤るといった作業ミスの防止策「ポカヨケ」を徹底する。2017年内に新たに2ラインに適用する。生産性の向上に加え、新人が作業に慣れる期間を2―3日に半減。慢性的な人手不足の中で新人を早期に戦力化する。
今回の仕組みは、パワーコンディショナー(電力調整装置)をはじめ、部品点数が多く、生産に手間のかかる機器を中心に採用している。すでに京都製作所の数ラインに導入して運用している。
デジタルサイネージは画像や映像に加え、音声を使って手順や注意点を伝えることができる。また、次に取り付けるべき部品のストック庫が光って注意を促したり、正しい手順を踏まないと次のステップに進めないようにしたりするポカヨケを徹底した。新人の作業支援や、作る機会が少ない少量生産品にも効果がある。
三菱電機のデジタルサイネージは飲食店や宿泊施設などに販売しており、表示内容の作成や配信スケジュールの管理がしやすい。この特徴を自社生産ラインの作業支援にも取り入れた。
京都製作所はデジタルサイネージやパワーコンディショナーのほか、液晶テレビや業務用プリンターなどを生産する。約1500人が工場で働く。
(2017/7/20 05:00)
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