[ 機械 ]
(2017/7/24 05:00)
三井海洋開発(MODEC)は、モザンビークの浮体式液化天然ガス設備(FLNG)向け大型係留設備を受注した。受注額は300億円程度とみられる。フランスのテクニップや日揮などの企業共同体(JV)が手がけるアフリカ初のFLNG用で、MODEC子会社の米SOFEC(ソフェック)が実務を担う。2020年の納入を計画する。
同FLNGはイタリアのエニグループなどが開発を計画。モザンビーク沖の水深2000メートルを超える深海ガス田向けの洋上プラントとなる。
ソフェックは係留索(チェーン)などの周辺機材を含む設備をEPC(設計・調達・建設)を担当するほか、組み付けや係留工事も行う。
係留設備はFLNGの船体内部に組み付けられるインターナル・タレット(一点係留設備)タイプ。係留されたFLNGは波や風、潮流からの外力を最小化するよう自由に回転し、悪天候でも安定操業が可能になる。
FLNGプロジェクトは現在、同案件を含め世界で4件が稼働・計画されている。MODECはこのうち、マレーシアの国営石油会社ペトロナス向けなど3件で係留設備を受注した。
(2017/7/24 05:00)
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