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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/7/25 05:00)
日立化成は24日、銅の含有量を0・5%未満にした「銅フリー摩擦材」が米フォードモーターのセダン「フュージョン」に採用されたと発表した。スチール繊維やアスベストを含まない非アスベスト(NAO)材に、フェノール樹脂や有機繊維などを組み合わせることで銅の含有量を低減しつつ、銅を含む従来の摩擦材と同等の性能を持たせた点が評価された。
自動車や2輪車のブレーキに使われる摩擦材は、使用時に微量の銅を含む摩耗粉が飛散する。これが河川や湖に流れると水質汚染につながるため、米環境保護庁は摩擦材に占める銅の含有量を規制。米国では2021年から銅含有量5%以上の製品、25年からは同0・5%以上の製品の販売や新車への搭載が禁止される見通し。
(2017/7/25 05:00)
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