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[ エレクトロニクス ]
(2017/7/27 14:30)
クシュナー氏率いるチームが主導
(ブルームバーグ)トランプ米大統領は26日、台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループが米国投資の約束を果たし、ウィスコンシン州に新工場を開設する計画だと発表した。
新工場は液晶ディスプレーを製造する。ウィスコンシン州はライアン下院議長(共和)の地元で、同議長は工場誘致のため、自らトランプ大統領やプリーバス大統領首席補佐官に働き掛けていた。発表前に匿名を条件に取材に応じた関係者によると、トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏率いるホワイトハウスのオフィス・オブ・イノベーションが100億ドル(約1兆1000億円)規模の同工場を誘致する政権の取り組みを主導した。
トランプ大統領はホワイトハウスでフォックスコンの郭台銘(テリー・ゴウ)会長らと行った式典で、今回の投資を称賛。「米国の労働者と製造業にとって素晴らしい日だ」と述べ、米工場建設を決めた同社をたたえた。同大統領はさらに郭会長に顔を向け、「私が当選していなければ彼は間違いなく100億ドルを投資していないだろう」と付け加えた。
新工場は開設当初、約3000人を雇用するが、この人数は最終的に1万3000人まで増える可能性がある。
ホワイトハウスでの発表には、ライアン下院議長とスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事、ペンス副大統領も立ち会った。
(2017/7/27 14:30)