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[ 科学技術・大学 ]
(2017/8/10 05:00)
東京芸術大学は、オリジナル同等の素材、質感、技法を再現した“クローン文化財”のみの展示会を今秋開催する。シルクロード美術の仏像や壁画などの画像データを基に、3次元計測や科学分析、3Dプリンターなどを使って忠実に再現する同大が特許を持つ技術を駆使した。さらに欠損や薄れた部分を補うなど、オリジナルより進化した姿を鑑賞してもらう。
9月23日から同大大学美術館(東京都台東区)で開く企画展は、シルクロード美術がテーマ。同大の130周年記念プログラムの一環となる。
模写作業中に焼損して永遠に失われた日本の「法隆寺金堂壁画」の原寸大12面のほか、保存のため一般公開が難しい中国の「敦煌莫高窟第57窟(くつ)」、2001年に破壊されたアフガニスタン・バーミヤン東大仏の天井壁画「天翔(あまかけ)る太陽神」など、実物の鑑賞が困難な文化財をクローン展示する。
例えば、法隆寺釈迦三尊(しゃかさんぞん)像で...
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(2017/8/10 05:00)
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