三菱ふそう、Ｊ２１と提携−衝突防止補助システム採用で

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三菱ふそうトラック・バスは２１日、ジャパン・トゥエンティワン（Ｊ２１、愛知県豊橋市）と提携し、イスラエル・モービルアイ製の衝突防止補助システムを三菱ふそうの純正アクセサリーに採用すると発表した。新車だけでなく、既販車に後付け可能。大型トラック・バスのほか、小型・中型車などの三菱ふそうの全車両に搭載できる。Ｊ２１と三菱ふそうは他メーカー車両にも販売提供できる体制を整え、年間２０００台の販売を目指す。

販売を始める衝突防止補助システム「モービルアイ＝写真」は、モービルアイの画像処理エンジン「ＥｙｅＱ２」を搭載したカメラユニットと警告表示装置で構成。車両のフロントガラスに設置したカメラで前方車両や歩行者、車線を検知する。警報機能には車線逸脱や歩行者衝突の警報のほか、速度標識の読み取り速度超過を警告する機能もある。商用車に純正品としてモービルアイが採用されたのは国内では初めて。Ｊ２１はモービルアイの国内総代理店となる。

ダッシュボードなどに取り付けた表示部により、アイコン表示と警報音で運転者に危険を知らせる。商用車向け安全装置として世界で約５万台の実積があり、欧州安全統一規格の「車線逸脱警報装置」に適合している。

三菱ふそうはモービルアイと北米市場でパートナーシップ協定を締結している。