農水省、日本ラーメン ロシアで来月から販売

農林水産省は９月７日に、ロシアのウラジオストクで日本ラーメンの試験販売を始める。現地で開催する東方経済フォーラムに合わせ、１０月２９日までの約２カ月間、国内ラーメン４店に交代で出店させ、日本ラーメンの味をＰＲする。ロシアではすしをはじめとする日本食が人気で、ここ最近はラーメン人気も高まっている。ラーメンは、他の外食と比較しても多店舗展開が容易だ。「日本ラーメンの味を覚えてもらい、将来の出店でロシアの雇用増加にも役立つ」（同省）としている。

出店する４店は、北海道を本拠とする「鶏源ラーメン」と「麺や琥張玖」、宮城県名取市の「麺屋政宗」、千葉県船橋市の「こってりラーメンなりたけ」。

店舗は入れ替え制で、ラーメンはすべて１杯１０００円強（６００ルーブル）の値段で提供する。

同省によると、モスクワやサンクトペテルブルクには日本ラーメン店があるがウラジオストクでは現地ラーメンがまだ主流だとし「だしやスープにこだわった日本ラーメンを知ってもらうきっかけになれば」とする。