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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/9/5 05:00)
川崎重工業は4日、防衛省向け深海救難艇(DSRV=写真)の着水式を神戸工場(神戸市中央区)で開いた。防衛省の池太郎呉地方総監や川重の餅田義典常務執行役員船舶海洋カンパニープレジデントら約160人が出席した。2018年3月竣工(しゅんこう)予定で、三井造船玉野事業所(岡山県玉野市)で建造中の潜水艦救難艇「ちよだ」に搭載される。
DSRVは事故にあった潜水艦から乗員を安全に救出する潜水艇で、建造は00年3月に引き渡した2号艇以来18年ぶり。耐圧殻材料には調質超高張力鋼と呼ばれる鋼材を採用。機体設計を従来機の三連球型から円筒型に変更し、高水圧に耐えるようにした。
排水量は約45トンで、全長が12・4メートル、速力が4ノット。建造費は127億円。(神戸)
(2017/9/5 05:00)