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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/9/6 05:00)
機能化学各社は中国を中心とした半導体の需要増をにらみ、関連材料事業を拡大する。日産化学工業やトクヤマ、富士フイルムが既存拠点の能力増強を検討し、大陽日酸やSUMCOは2019年までに生産増強を決めた。半導体材料は微細化に向けた品質要求が高度化。IoT(モノのインターネット)の浸透で需要も増す中、日本勢は半導体工場が集積する中国市場を深耕する。
半導体プロセス微細化、高品質追求
日産化学工業は22年をめどに、回路形成に使う反射防止コーティング材の生産能力を引き上げる。18年に数ラインを立ち上げる韓国子会社のNCKをはじめ、主力拠点の富山工場(富山市)で増強を検討。20年までに詳細を詰め、需要に見合った供給体制を整える。米国や韓国、台湾の半導体大手で新設が相次ぐ中国工場向けの需要を取り込み、アジアで70%あるシェア...
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(2017/9/6 05:00)
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