[ 科学技術・大学 ]

【電子版】冥王星に「はやぶさ大陸」、14地形の命名発表-国際天文学連合

(2017/9/9 05:00)

  • 米探査機が撮影した冥王星。白いハート形の右上の台地が「はやぶさ大陸」と命名された(NASA提供)

 国際天文学連合(IAU)は8日までに、2015年7月に米探査機ニューホライズンズが最接近した冥王星の地形14カ所の名前を承認した。うち1カ所は日本の小惑星探査機「はやぶさ」にちなみ、「はやぶさ大陸」と命名された。

 IAUによると、命名されたのは特徴的な地形やクレーターなど14カ所で、米航空宇宙局(NASA)のニューホライズンズチームの提案や、一般公募などから選ばれた。

 「ハート形」「クジラの尾」と呼ばれていた領域は、1930年に冥王星を発見した米天文学者クライド・トンボーにちなんで「トンボー領域」と命名され、同領域の北側に広がる台地が、はやぶさ大陸と名付けられた。

  • 国際天文学連合(IAU)が承認した冥王星の地名(IAU提供)

 このほか、世界初の人工衛星スプートニク、世界最高峰のエベレストに初登頂したエドモント・ヒラリー氏とテンジン・ノルゲイ氏(いずれも故人)など、探検家や宇宙探査機、神話などにちなんだ地名が付けられた。

 後継機「はやぶさ2」でミッションマネジャーを務める吉川真・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授は「非常に光栄。関係した皆さんに、はやぶさを選んでくれたお礼をしたい」とコメントした。(時事)

(2017/9/9 05:00)

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

↓もっと見る

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン