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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/9/14 05:00)
日清紡ホールディングス(HD)は13日、高価な白金の代わりに炭素を使った「カーボンアロイ触媒」を開発し、カナダ燃料電池大手のバラード・パワー・システムズが燃料電池スタックに採用したと発表した。固体高分子形燃料電池(PEFC)の電極に「非白金触媒」が実用化されるのは初めて。白金より安価な炭素を主原料に使うため、電池価格を大きく低減できる可能性がある。バラードは12月に燃料電池スタックを売り出す。
カーボンアロイ触媒の開発にあたり、炭素化工程の最適化や触媒表面の炭素構造の制御などで、高い酸素還元活性を実現した。バラードはこの触媒を白金を多く使う空気極側の触媒に採用し、燃料電池スタックの白金使用量を約80%削減できたという。
(2017/9/14 05:00)
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