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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/9/29 14:30)
(ブルームバーグ)今度こそ「アストン・マーティン」を潜水させたくなるだろう。
英高級車メーカーのアストン・マーティンは28日にモナコ・ヨット・ショーで同社初の潜水艇を発表した。「プロジェクト・ネプチューン」と称する3人乗りのモデルは、シルバーの翼のようなようなフロートと、水中の視界を最大限にできるバブル型のキャビンを備える。
チーフ・クリエーティブ・オフィサーのマレク・ライクマン氏がブルームバーグに語ったところによると、潜水艇は1年後に発売できる見通しで、価格は400万ドル(約4億5000万円)前後を見込む。これに対し同社のV8エンジンのスポーツカー「DB11」は20万ドル前後だ。
ライクマン氏によると、潜水艇の生産は年間十数隻以下とする計画。「アストン・マーティンというブランドは非常に高級なブランドだ。100年で8万台しか生産してこなかった」と同氏は語る。
ネプチューンは同社のデザインコンサルティング部門、アストン・マーティン・コンサルティングと、高級潜水艇の生産で10年以上の実績があるフロリダ州のトリトン・サブマリーンズ社の提携で開発された。ネプチューンはトリトンが豪華なスーパーヨット向けに特別に設計した「ロー・プロファイル(LP)」プラットフォームがベース。水深1650フィート(500メートル)まで潜水可能で、速度は3ノット。エアコン付きだ。
ライクマン氏によれば、富裕層が車以外で購入に興味を持つ分野について同社が大規模な調査を実施したところ、ボート遊びを好む人が多かったという。「スーパーヨットを持つ人々が体験したがることは変化している。船を水に浮かべるだけではもはやなくなった。ゲストをもてなす別の方法を持てる」と同氏は話す。
(2017/9/29 14:30)