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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/10/3 05:00)
帝人と大阪市立大学は2日、名刺サイズの温度センサーを内蔵し、消火作業中の消防隊員の熱中症を予防する「スマート消防服=写真」を業界で初めて開発したと発表した。同センサーが防火服内の温度を計測し、大阪市大が発見した「熱中症と関係性の高い体内部の温度(深部体温)との相関性」を使い、深部体温を予測する。
熱中症の危険性が高まっている場合は警告を与える仕組み。実証実験を重ね、2019年内の実用化を目指す。
帝人は消防服向けに高い強度や耐熱性を持つアラミド繊維を販売しており、独自のシステムを開発し繊維の販促につなげる。
熱中症は深部体温が39・5度C以上になると脳機能障害を引き起こし、重症化する可能性がある。警報は消火中の隊員の統率役が持つモニターに表示されるほか、防火服の一部が光り隊員に直接知らせる方法も検討する。
(2017/10/3 05:00)
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