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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/10/12 05:00)
【富山】アイペック(富山市、東出悦子社長、076・438・0808)は道路工事などで車線規制に使用するコーン標識が通行車両や風に飛ばされて移動したり転倒したりしたことを、IoT(モノのインターネット)で工事責任者に通知する管理システムを開発する。コーン標識が正常な状態にあるかを監視する手間を省き、人手不足に悩む工事現場の省人化に貢献する。2017年度内の商品化を目指す。
コーン標識に加速度センサーを搭載するとともに、一定間隔でセンサーからの電波を受ける中継器を設置する。センサーが転倒や移動を感知すると中継器に電波を送信。中継器がネット回線を通して工事事務所などの専用端末やパソコンに警報を送る仕組みを構築する。17年度内には商品を完成させ、道路工事関連の企業向けに販売する予定。将来はスマートフォンにも警報を送れるようにする。
工事現場ではコーン標識の移動や転倒で道路が危険な状態にならないよう、コーン標識の監視が義務付けられている。コーン標識の設置距離が長いと、巡回のための労力や時間が多くかかり、人手不足の現場の負担になっている。そのため、同社が顧客から相談を受けたの機に、IoTによる管理システムの事業化に乗り出した。
同社は非破壊検査によるインフラやプラントなどの点検業務を手がけており、17年4月に「IoT開発部」を設置し、点検分野でのIoT活用を積極的に進めている。今回の開発もその一環となる。
(2017/10/12 05:00)
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