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[ 科学技術・大学 ]
(2017/10/12 05:00)
ノーベル賞を生み出した大型施設が“超難解パズル”になった。東京大学宇宙線研究所が公式ツイッター上で発表した、素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)のジグソーパズルを作ったというニュースがネット上で反響を呼んでいる。
企業からの問い合わせも多く、宇宙線研では一般販売も検討している。
スーパーカミオカンデは検出器として約1万3000本の光電子増倍管を並べた大型施設。素粒子の一種であるニュートリノを観測して質量があることを示し、後に宇宙線研の梶田隆章所長のノーベル物理学賞受賞につながった。
宇宙線研はこれを300ピースのジグソーパズルとして再現した。一面に黄金色に輝く光電子増倍管がとても美しいパズルだが、問題はその難易度。光電子増倍管だらけで、宇宙線研ですら「完成できるか分からない」とコメントしている。
パズルは27―28日の柏キャンパス一般公開で1枚1500円で限定販売。売り上げの一部は若手研究者の雇用や研究環境の整備などに利用するという。
(2017/10/12 05:00)
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