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[ 科学技術・大学 ]
(2017/10/18 05:00)
東京大学大学院情報理工学系研究科の原田達也教授と日高雅俊大学院生、木倉悠一郎大学院生らは17日、ウェブブラウザ上でディープラーニング(深層学習)技術を実行するソフトウエア「WebDNN」を開発したと発表した。
市販のスマートフォンやパソコンで特定のURLを開くだけで深層学習技術を利用できる。画像認識処理は既存技術の50倍に高速化できた。端末内で計算処理が完結するため、データ漏出などの心配がない。
深層学習技術で大量のデータを“学習”した後の“推論”をブラウザ上で実行できる。計算量を軽減するため、事前に計算できる部分を処理しておき、部分計算の結果を当てはめる。
また米アップル社の新規格「ウェブGPU」に対応させ、端末の計算能力を最大限利用した。処理速度が50倍向上し、0・091―0・328秒の実用的な処理時間で画像を認識できるようになった。
(2017/10/18 05:00)