[ 機械 ]
(2017/10/18 05:00)
安川電機は17日、サーボモーターを活用した産業機器のデータの伝送効率を同社従来製品と比べ4倍に向上したネットワークを開発したと発表した。同モーターとセンサーのデータなどを活用しやすくした通信規格「シグマ・リンク2」も開発。両製品を組み合わせることで生産性の向上だけでなく、センサーの活用などによる生産設備の稼働データを生かした製造現場の改善を後押しする。
開発したネットワークはサーボモーターをコントロールする機器「アンプ」と、アンプを制御するコントローラー間の通信規格「メカトロリンク4」。通信方法の工夫などにより伝送効率を高めた。
また、シグマ・リンク2はアンプとサーボモーター間の通信規格。アンプとモーター間の通信をネットワーク化することで、モーターの稼働データとセンサーのデータの同期などを可能にした。モーターとセンサーを直接接続できるため、配線の削減なども実現できる。
両通信規格は2018年度中にメカトロリンク協会へ技術移転し、普及を図る。
(2017/10/18 05:00)
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