[ ICT ]
(2017/10/26 05:00)
NECは25日、大量のデータを処理する製品群「エスエックス・オーロラ・ツバサ」を発売すると発表した。複数の演算処理を同時に行うカード型の「ベクトルエンジン=写真」を開発し搭載した。高性能ながら従来に比べて安価な点を訴求し、国内外の企業や自治体を中心に拡販する。価格はエッジ(端末側)用とオンサイト用が170万円(消費税込み)から、データセンター(DC)用が1億2000万円(同)から。今後3年間で1000億円の売り上げを目指す。
NECの新製品群は、IoT(モノのインターネット)の普及で膨大になったデータを利活用しやすいように処理するもの。企業の設計開発や地方自治体の災害対策、農業と漁業の収穫・漁獲予測、店舗販売の売り上げ予測など幅広い活用が見込まれる。
ベクトルエンジンの搭載により、大量データを1回で処理できるため、効率性が高まるという。エッジ用からDC用まで幅広いラインアップをそろえる。
従来、大量データは、スーパーコンピューターなどHPC(高性能コンピューティング)機器での処理が一般的だった。NECの新製品群は、比較的に安価に導入できる。提供時期はエッジ用とオンサイト用が2018年2月以降、DC用が同7―9月を予定する。
(2017/10/26 05:00)
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