来月ＴＰＰ１１首脳会議、大枠合意「可能性高い」−経産相

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世耕弘成経済産業相は２６日、東京都内で講演し、米国を除く署名１１カ国による環太平洋連携協定（ＴＰＰ）について「１１カ国の首脳が集まり、大枠合意ができる可能性が極めて高くなっている」と述べた。１１カ国は、１１月にベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせ「ＴＰＰ１１」の首脳会議を開く予定で、交渉は重要局面にさしかかっている。

世耕経産相は現在の交渉状況に関し、「私もつぶさに聞いているが、作業、交渉は極めて順調に進んでいる。だいぶ論点も絞られた」とも指摘した。

１１カ国は１１月のＴＰＰ１１首脳会議に先立ち閣僚会議も開き茂木敏充経済再生相が出席する。１０月３０日からは千葉県浦安市で各国の首席交渉官による会合を開き、詰めの調整を行う。ＴＰＰはトランプ米大統領が１月に離脱を表明した後、１１カ国による発効を目指し、日本などが主導する形で交渉を進めてきた。