「宇宙での人の立場は？」 ローマ法王、ISSの宇宙飛行士と対話

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フランシスコ・ローマ法王は、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に滞在中の宇宙飛行士らとテレビ電話を通じて交信し（写真）、「宇宙における人間の立場」について質問を投げ掛けた。

法王の哲学的問い掛けに対し、米国人宇宙飛行士は、宇宙空間から地球を眺めて「人間がいかにはかない存在かを思い知らされた」と回答。イタリア人飛行士は「私たちの任務は知識を広めることだが、知れば知るほど無知を自覚させられる」と語った。

法王は「天文学は『我々はどこから来て、どこへ行くのか』という疑問を抱かせる」と物思いにふけった様子。宇宙飛行士らに対し、ＩＳＳでの楽しみや、無重量生活が世界の見方をどう変えたかなどを尋ねていた。

（バチカン市ＡＦＰ＝時事）