[ ロボット ]
(2017/11/3 05:00)
【姫路】グローリーは工場などでの製品の箱詰めで、箱の組み立てから製品の投入、検品までの作業を2台のロボットで行う技術を開発した(写真)。人の作業にありがちな入れ忘れなどのミスをせず、長時間、正確に作業する。双腕型ロボット2台と周辺設備、プログラミングを含めた価格は消費税抜きで3000万円から。
カワダロボティクス(東京都中央区)の双腕型産業用ロボット「ネクステージ」を採用。1台目の右手が供給機から箱を取り上げ、両手で立体形にし箱ふた折り機に投入。左手で箱の底を作って、右手で製品を入れ、左手で箱のふたを閉める。
それをベルトコンベヤーに載せ、2台目はその箱にラベルを貼り、製品がきちんと入っているかをロボットの目にあたるカメラでチェックする。製品を入れた際に、取扱説明書なども入れることが可能。ロボットの両手で3キログラムまで運べる。化粧品や医薬品、食品の製造ライン向けに売り込む計画。
1作業当たりにかかる時間は人に比べて遅いが、24時間稼働できるため作業量は人よりも多くなる。この技術は29日から東京ビッグサイトで開催される「2017国際ロボット展」で披露する。
(2017/11/3 05:00)