[ ICT ]
(2017/11/13 11:30)
ピーク時 1秒当たり25万6000件
(ブルームバーグ)中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングが毎年11月11日に行う「独身の日」セールは今年、取引額が過去最高の1682億元(約2兆8700億円)と過去最高を記録した。伝統的な小売業者と手を組んでセールを展開したことなどが奏功し、少なくとも225の国・地域の消費者を呼び込んだ。
「独身の日」を祝うアリババ主催の上海のイベントには女優のニコール・キッドマンや歌手のファレル・ウィリアムスらが参加。アリババの張勇最高経営責任者(CEO)はこのイベントをもっとグローバルにしたいと同社は考えており、近く海外で行うことを計画していると語った。具体的な日程は明らかにしなかった。
今年の取引額は前年比で39%増と、シティグループの予想を上回り、景気鈍化が影響するのではないかとの懸念を払拭した。今回のセールで売り上げが1億元を超えたブランドはナイキ、小米、ユニクロなど少なくとも82社に達した。
取引の約90%はモバイル経由だった。ピーク時には1秒当たり25万6000件の取引があった。
シティは今年の取引額を前年比30%余り増えて1580億元と見込んでいた。
(2017/11/13 11:30)