[ ロボット ]
(2017/11/22 05:00)
三菱電機は21日、人工知能(AI)技術を使って産業用ロボットのアームを人の腕のように柔らかく動作させる技術を開発した。コネクタや基板の挿入や、部品のはめ込み作業の高速化を実現する。ロボットがコネクタなどの対象物に加える力をAIが抑制して作業する。まずは展示会で披露し実用化に向けて市場性などを探る。
かかった力を検知する力覚センサーを使いロボットを制御する。同社のAI技術「マイサート」を使うことで、ロボットを停止することなく自動で高精度に動きなどを補正できるようにした。
ロボットの動作結果に応じて短時間で動きを調整する。部品をはめる作業では、細かい位置補正を短時間で行い動作時間を1・9秒にした。人手による調整より約3分の1の時間となる。
(2017/11/22 05:00)