[ ロボット ]
(2017/11/28 05:00)
テムザック(福岡県宗像市、高本陽一社長、0940・38・7555)は、ベッドやいすからスムーズに乗り移れる車いすロボット「RODEM(ロデム)=写真」を完成した。車いすへの乗り移りは前方から座る方式が一般的だが、後ろから乗り込めるよう発想を転換し、体の向きを変えずにベッドやいす、トイレなどの移乗を可能にした。CBC(東京都中央区)を通じて販売を始めた。価格は98万円(非課税)。月額5万円程度でレンタルも行う。病院や介護施設、個人などに提案し、2018年度に1000台の販売を目指す。
ロデムは重さ約110キログラム。8時間の充電で約15キロメートル走行できる。近距離無線通信規格「ブルートゥース」に対応し、スマートフォンからベッドに呼び寄せるなど遠隔操作が可能。いすの高さを調整すれば歩行者と視線の高さを合わせられる。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業の支援を受け、デンマークで実証実験を行った。
(2017/11/28 05:00)