[ 政治・経済 ]
(2017/11/28 15:00)
岩国基地、嘉手納と並ぶ極東最大規模に
在日米軍再編に伴う米空母艦載機の厚木基地(神奈川県大和市など)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐計画の一環で、第2陣として主力の戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットが28日午前、岩国基地に到着した。
艦載機移駐は日米両政府が人口密集地域にある厚木基地の騒音などの負担を軽減するため、2006年に合意。今年8月に第1陣として5機の早期警戒機E2Dが岩国基地に移った。今回は厚木基地周辺の騒音の主因とされるスーパーホーネット24機と電子戦機EA18Gグラウラー6機が移る。
移駐対象は、横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする原子力空母「ロナルド・レーガン」の艦載機61機。来年5月ごろには今回の第2陣に加え24機のスーパーホーネットが移駐する予定で、完了後の岩国基地の所属機は120機を超え、極東最大の嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)と並ぶ規模となる。
レーガンの艦載機をめぐっては、C2輸送機が今月22日に東京・沖ノ鳥島沖で墜落した。移駐計画には2機のC2輸送機も含まれており、山口県と岩国市は日本政府に対し、航空機の安全性確保と騒音対策の徹底を米側に求めるよう要請している。(時事)
(2017/11/28 15:00)