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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/29 05:00)
慶応義塾大学理工学部電子工学科の青木義満教授らは、スポーツ映像を解析する人工知能(AI)技術を開発した。テニス選手の動きを骨格レベルで分析してショットの良しあしを判定する。ラグビーではフィールド上の選手の位置を求め、大局的な動きからパスや密集プレーなどのシーンを自動分類する。データ分析を支援しスポーツ戦略の高度化を促す。2019年のラグビーワールドカップに向け、18年には現場での試験運用を目指す。
市販の手持ちビデオカメラで撮影した映像を分析できるAI技術を開発した。放送用設備のない練習試合の映像を扱える。
1人の選手が大きく映るテニスなどの競技はディープラーニング(深層学習)で選手の骨格を識別する。身体動作データとショットの成否をAI技術で学習し、ワンショットごとに成功率を求めた。今後は卓球に応用し、相手の姿勢の崩れとショットの成功率の関連性を解析する。
ラグビーのような俯瞰映像か...
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(2017/11/29 05:00)
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