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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/12/2 07:30)
(ブルームバーグ)11月の米自動車販売は、ホンダやフォード・モーターが市場予想を上回る伸びを示した。感謝祭翌日の「ブラックフライデー」に絡めた販促活動や年末の値引きが客足を引きつけた。
大手各社の1日発表によると、ホンダは前年同月比8.3%増と高い伸びを示した。フォードはピックアップトラック「Fシリーズ」が11月として2001年以来の最高を記録、全体で7%増。一方、ゼネラル・モーターズ(GM)は2.9%減、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は3.7%減。両社ともレンタカー会社など大口顧客(フリート)向けの値引き販売を減らした。
リセッション(景気後退)後で自動車需要が初めて縮小した1年も残りわずかとなる中で、メーカー各社は在庫の一掃を狙いインセンティブ(販売奨励策)向け支出を大きく引き上げた。人気が後退した乗用車より高額のスポーツタイプ多目的車(SUV)やトラックの販売が好調なため、メーカー側には大幅値引きや低利融資を提供する余裕がこれまで以上にある。
調査会社オートデータによると、業界全体の自動車販売の暫定値は季節調整後ベースの年率換算で1750万台弱。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では約1730万台と見込まれていた。前年同月は1770万台。
オートデータの最終値は4日まで明らかにならない。日産自動車が情報技術(IT)システムの障害で発表を延期したことが理由。日産の販売台数は速報ベースで約14%増。実際にそうなった場合、アナリスト予想の平均を上回ることになる。
原題: Honda, Ford Use Black Friday Deals to Beat U.S. Sales Forecasts(抜粋) Car Dealers Dodge Retail Doomsday as Black Friday Buoys Sales(抜粋)
(2017/12/2 07:30)