[ 政治・経済 ]
(2017/12/8 14:00)
小野寺五典防衛相は8日の記者会見で、自衛隊機に搭載する長距離巡航ミサイルの導入を正式に表明した。2018年度予算案に取得費などを盛り込む方向で調整している。小野寺氏はミサイル導入について「敵に近づくことなく、わが国に侵攻する敵に対処することで、より効果的に各種作戦を行うことが可能になる」と指摘。敵基地攻撃を目的としたものではないことも強調した。
検討している長距離巡航ミサイルは、ノルウェー製の「JSM」、米国製の「JASSM-ER」と「LRASM」。最新鋭ステルス戦闘機F35Aや航空自衛隊の主力戦闘機F15への搭載を想定している。(時事)
巡航ミサイル、慎重運用を―公明代表
公明党の山口那津男代表は8日、小野寺五典防衛相が長距離巡航ミサイルの導入方針を表明したことについて「専守防衛と、日米安保体制の『日本が盾、米国が矛』という基本的な役割の範囲内の政策決定だ。そうしたことをしっかり守り、国民に丁寧に説明していく努力が必要だ」と述べ、慎重な運用を求めた。首相官邸で記者団の質問に答えた。(時事)
(2017/12/8 14:00)