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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/12/12 05:00)
【名古屋】アミテック(名古屋市瑞穂区、松井忠彦社長、052・822・7161)は、マグネシウム空気電池と太陽光発電で電力をまかなうトレーラーハウスの実用化研究を、愛知県の研究施設「知の拠点あいち」(愛知県豊田市)内で始めた。2019年12月までに、地震などの被災地で罹災証明書発行などの行政サービスを提供できる電力環境の構築・実証を目指す。
実用化研究は愛知県の支援を受け、システム開発会社のセブンコーポレーション(東京都練馬区)と共同で進める。トレーラーハウス内は21・6平方メートルで、電力出力は合計5キロワット。被災時の停電を想定し、照明や冷暖房、パソコンやビジネス複合機などを最低3日間利用できるか、いろいろなパターンで検証する。
マグネシウム空気電池は燃料電池の一種で家庭用に商品化もされている。マグネシウム合金を負極、空気中の酸素を正極とし、電解液として食塩水を注いで使用する。使用前は電解液を含まないため自然放電しにくく、長期保存に適している。
(2017/12/12 05:00)