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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/13 05:00)
日本と英国はロケットや人工衛星の残骸から発生した「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」対策で協力する。情報交換や企業間連携を深め、宇宙ゴミ対策に有効な技術開発の促進やビジネスモデル創出を目指す。宇宙ゴミ除去事業に参入する企業を増やし、産業化する狙いだ。地球の周りを回る宇宙ゴミの数は億から兆とも言われ、宇宙開発の妨げになっている。
13日に両政府関係者が出席し「日英産業政策対話」を開催。宇宙産業協力に関するMOU(覚書)を結ぶ。政策対話は今年8月に開いた日英首脳会談での合意に基づき開催するもので、宇宙や航空機、エネルギー、気象変動などの分野で協力を推進する。
宇宙ゴミ増加は国際問題になっており、欧米を中心に研究開発が進む。日本発の宇宙ベンチャーであるアストロスケール(シンガポール)が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と宇宙ゴミ除去に向けた共同研究開発契約を結ぶなど、日本も力を入れている。日英の知見を持ち寄り、宇宙ゴミ対策をリードする。
(2017/12/13 05:00)