三菱ふそう、電気トラックを欧州初投入

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三菱ふそうトラック・バスは世界初の量産型小型トラック「ｅキャンター＝写真」を欧州市場に初投入した。子会社の三菱ふそうトラック・ヨーロッパのトラマガル工場（ポルトガル）で生産し、２０１８年上期中に欧州と北米市場向けにそれぞれ５０台を供給する計画。今回は欧州市場に１４台を納車した。

ｅキャンターの納車先は物流大手の独ＤＨＬに６台、ＤＢシェンカーに３台、レーノスに３台、ダクサに２台となる。親会社の独ダイムラーグループのリース会社を通じて車両リースの方法で供給する。

欧州向け車両は総重量（ＧＶＷ）７・５トンクラス。１時間半の急速充電で、１００キロメートル以上の航続距離を確保した。

最大出力１２９キロワット、最大トルク４２０ニュートンメートルのモーターと３６０ボルトの高電圧リチウムイオン電池６個を搭載する。

ディーゼル車と比較して走行１万キロメートル当たり最大約１３万円のコスト削減が可能となる。