[ 政治・経済 ]
(2017/12/19 21:30)
【ロサンゼルス時事】米西部ワシントン州で起きた全米鉄道旅客公社(アムトラック)の脱線事故で、列車が制限速度を約80キロ超過して走行していたことが18日、運輸安全委員会(NTSB)の調査で分かった。米メディアが報じた。事故では少なくとも3人が死亡。NTSBは、速度超過の原因や、事故との因果関係を詳しく調べる。
事故現場のカーブは制限速度が時速約48キロだった。しかし、脱線した列車から回収されたデータ・レコーダーによると、その2倍を優に上回る約129キロで走行していたという。カーブを曲がりきれず事故につながった可能性がある。
脱線事故は18日午前7時半(日本時間19日午前0時半)すぎに発生。14両編成のうち13両が脱線し、複数の車両が高架橋から下を通る幹線道路に落ちた。列車は数台の車と接触し、巻き込まれて負傷者が出た。
アムトラックは、これまでも脱線を繰り返しており、2015年には東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで8人が死亡する事故が起きた。
(2017/12/19 21:30)