[ 金融・商況 ]
(2017/12/21 05:00)
【上海=ロイターES・時事】中国環境保護省は18日、廃棄物の輸入規制を強化したと発表した。今後、銅スクラップの輸入量が大幅に減少するとみられる。15日付で発効した規制によると、銅スクラップを輸入できるのは国内の最終消費者のみとなった。中間業者は排除される。利用者は自前で処理プラントなどの施設を備え、輸入前に汚染物質排出の認可を取ることが必要。昨年、環境規制違反をした利用者は輸入を許可されない。
アナリストらは、この規制の影響で来年の銅スクラップ輸入は大幅に減少するとの見方を示した。
世界最大の廃棄物輸入国である中国は7月、世界貿易機関(WTO)に対し、紙や繊維製品を含めた廃材の輸入を停止すると通知していた。
(2017/12/21 05:00)